国宝 法隆寺五重塔(ほうりゅうじ ごじゅうのとう)
日本三名塔のひとつ 国宝五重塔9塔のひとつ、日本最古の五重塔
国宝 法隆寺五重塔
建築年代 : 飛鳥時代(680年頃)
高さ : 32.5メートル
所在地 : 奈良県生駒郡斑鳩町(いかるがちょう)
わが国最古の五重塔
法隆寺 五重塔の仏舎利(釈迦の遺骨)は、瑠璃の小壺に納められ、それを純金の器に入れ、さらに銀器に入れて、銅碗の中におき、瑠璃小玉葡萄鏡とともに孔中に安置し、銅版のフタがしてある。この安置法は、インド伝来の風習で事実として残っているのは奇跡と言われている。
法隆寺には、五重塔の他にも国宝・国指定重要文化財が数を多くある。
建築物55棟、彫刻282点、絵画・工芸・書籍1793点(2005/3)
日本の文化財の代表とも言える。
法隆寺五重塔について
法隆寺の創建は、いろいろ説があるが、推古天皇(601〜607年)の間のようで、五重塔もそのころ建立されたが、焼失し、天武天皇により再建された。法隆寺金堂と共に世界最古の木造建築物である。
法隆寺五重塔は、外観的にも安定した整った美しさがある。
形式は、飛鳥時代のもので、(エンタシス)柱に膨らみがあったり、軒下に木組みに雲型のときようが使われ、卍(まんじ)くずしの勾欄(こうらん)が使われている。裳階が板葺きであるのはめずらしい。
五重塔には、その四面に土で須弥山を構え、諸種の泥象が置いてある。南面は弥勒像土、西面は、分舎利像土、北面は涅槃像土、東面は文殊と錐摩像土という。
日本三名塔
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