国指定重要文化財
最勝院 五重塔(さいしょういん)
所在地 : 青森県弘前市銅屋町
高さ : 31.2メートル
建築年 : 江戸中期 1667年
津軽地方統一の過程で戦死した敵味方の者を供養するために、弘前4代藩主津軽信政が、寛文7年(1667)竣工した。
五重塔は、三間五層の塔で、総高は31.2m。
屋根は宝形造銅板葺で、軒は二軒繁垂木とし、組物は和様の三手先である。中備は初層が蟇股、2層が蓑束、3・4・5層は間斗束として変化をつけ、窓についても、初層正面を連子窓として他の面では円形の板連子とし、2・3層には格狭間型の窓、4・5層では矩形の板連子としている。
心柱は角柱で、初層の天井裏までで止められており、初層には大日如来が安置されている。非常に安定感に富んだ塔である。
日本三名塔
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