国指定重要文化財 旧寛永寺 五重塔
(きゅうかんえいじ ごじゅうのとう)
所在地 : 東京都台東区上野公園内
高さ : 32.3メートル
建築年 : 江戸前期 1639年
五重塔は上野動物園の敷地にあるため、動物園の入場料を払って中に入らないとみれませんが、上野東照宮からも参道から柵の先の五重塔が見えます。
天台宗の巨刹 東叡山寛永寺
寛永寺は、東京都台東区上野桜木一丁目にある天台宗関東総本山の寺院。山号は東叡山(とうえいざん)。比叡山に対して、「東の比叡山」という意味で山号を「東叡山」とした。
最盛期の寛永寺は寺域30万5千余坪、現在の上野公園のほぼ全域が寛永寺の旧境内である。
上野の山は、幕末の慶応4年(1868年)彰義隊の戦(上野戦争)の戦場となったことから、根本中堂をはじめ、主要な堂宇はこの時焼失した。上野戦争で焼け残り、第二次世界大戦の戦災もまぬがれた五重塔などいくつかの建築物は、上野公園内のに点在している。
五重塔は、上野動物園の敷地内にあるが、隣の上野東照宮の参道からも間近に見ることができる。江戸初期の塔婆建築の典型といわれ、国の重要文化財に指定されている。
寛永8年(1631年)佐倉城主土井利勝の寄進により建立されたが、寛永16年(1639年)に火災で焼失し、同年すぐに再建されたものが現在のものである。方3間5層塔婆、5重の屋根は銅瓦葺き、高さは約32.3メートルで、一層の中央には薬師如来・阿弥陀如来・弥勒菩薩・釈迦如来の4仏が安置されている。
上野東照宮 石鳥居
上野東照宮参道 右側に五重塔
上野東照宮
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現存22五重塔の紹介 |
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