741年(天平13年)聖武天皇より、
「各国に国分寺をおき、それぞれ七重塔一基を造る」
という勅命がだされ、各国それぞれ「国分寺」と「七重塔」「国分尼寺」が建立された。
各地の国分寺遺跡の調査が進み、七重塔の模型などが造られている。
・豊後国分寺七重塔模型 大分市歴史資料館ホール
1/10の縮尺で6.26メートル
・筑前国分寺七重塔模型 太宰府市文化ふれあい館
1/10の縮尺で5.2メートル
東大寺にも東西に100メートルの七重塔があり、万国博覧会にて再現されたが取り壊され、東大寺に相輪だけが残っている。
相模国分寺七重塔
神奈川県海老名市のショッピングモールに約22メートルの七重塔がある。もともとこの七重塔の場所は公園だったが、今はショッピングモールになったため、このような不釣合なことになってしまったらしい。
奈良時代の海老名にあった相模国分寺の七重塔を縮小して再建したもので、約1/3の縮尺である。
高さ21.97メートルで、当時は65メートルあったと伝えられている。
神奈川県海老名市 相模国分寺七重塔(1/3縮尺)22メートル
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