五重塔の変遷


 紀元前480年頃、お釈迦さまが亡くなられた。
その遺骨を8つに分けられて、8箇所の塔に納められた。その後紀元前3世紀中に阿育王が遺骨を集めて、さらに84,000個に細分し、五重塔などそれぞれの塔に安置されいると言われている。


インドでは、お釈迦様のお骨を土の中に埋めて、小高い盛り土をし、傘の様なものを差して、倒れないように囲いをしたものがあり仏塔の原形である。この仏塔を梵語(サンスクリット)で ”スツーパ” という。


このスツーパはお墓のようなものであるが、インドからシルクロードを渡って、中国・韓国・日本と伝わって来たことになる。
中国に渡った時に漢字になり、卒塔婆 ⇒ 塔婆 ⇒ 塔 となったようである。

大きく分けると、石の形態の石塔類 と 木造の形態の多宝塔、三重塔、五重塔などの2つに分けられる。

最近は、鉄筋コンクリート造りの塔が多く建てられている。また、鉄骨・鉄板・アルミニウム製・窓にアルミサッシなどやガラス繊維強化セメントを使っているものもあり、さらにプレハブ式に規格化したものも出てきた。

飛鳥時代建立の法隆寺五重塔

 

 

五重塔について

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