日本三大××× というのは、出所がはっきりしているものは少なく、誰が選んだのか、どういう基準で選んだのか、わからないものが多いです。
日本三名塔もその点では同じですが、日本三名塔(日本三大五重塔)が個人的には反論することもなく納得しています。(すいません。その基準もあいまいですが)。
裏付けがある事実でいうと、いずれも江戸時代以前に建立され現存する五重塔の22塔であり、国宝に選ばれている9塔のひとつであります。
・奈良 法隆寺五重塔
・山口 瑠璃光寺五重塔
・京都 醍醐寺五重塔
別に山形羽黒山五重塔という説もあります。
それぞれの五重塔は、三名塔に選ばれるだけあって、やはり雰囲気が違うというか、底知れぬ凄さを感じます。少なくとも今まで、雨、風、雪、台風、地震などいろいろな災害をものともせず、現在あるということは、やはり凄いとしか言えません。
その他に、何度も再建された五重塔があります。再建するためには多くの費用と労力がかかります。それを乗り越えて再建されているということは、多くの人に支えられ存在する別の意味での凄さがあります。
国宝 法隆寺五重塔 |
国宝 醍醐寺五重塔 |
国宝 瑠璃光寺五重塔 |
山口 瑠璃光寺五重塔